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新たな年も災害防止対策を徹底しましょう

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2022.01.04

年末から年始にかけて、急ぎの仕事や⼀⻫清掃、設備の点検・整備、再稼働等いつもと違った作業が多くなります。それに加え去年に引き続き、新型コロナウィルス感染症対策(「密閉」「密集」「密接」の3密を避ける)を講じながら迎える年であるため、十分な準備や検討がされないまま、多くの非定常作業を⾏なうことが想定されます。新たな年を安全な状況で迎えるためにも労使一体となって労働災害防止対策を徹底しましょう。

◆1月~3月は労働災害が増える時期です

冬季で多い主な労働災害は多い順に「転倒」、「動作の反動・無理な動作」、「交通事故」、「その他(主として感染症によるもの)」です。理由は積雪や凍結、日照時間が短いなど気象条件によって災害リスクが高まることが挙げられます。なお、冬季間は身体が硬くなりがちであることから腰痛多発の傾向があります。

◆冬季における転倒災害の防止対策

転倒による労働災害は、60歳以上の労働者が全体の4割を占めます。すべり、つまずき、転倒は職場の危険要因のひとつです。冬季の転倒災害防止対策を行い、職場環境のリスクを見直すきっかけにしてみてはどうでしょうか?

冬季における転倒災害を防止するためには、主に以下の点に注意してください。

 ○ 安全衛生委員会等を活用し、事業場敷地内、駐車場で転倒災害が多発している所を周知しましょう。

 ○ 滑りやすい場所、転倒しそうな場所を聴き取り(ヒヤリハットの把握)、重点的に融雪対等を講じましょう。

 ○ 除雪後の路面は大変滑りやすくなりますので、除雪後に除雪を行った事を周知して、関係労働者に注意を促し  ましょう。

 ○ 転倒しにくい歩き方について、教育しましょう。

 ○ 入室時における靴裏の雪・水分の除去、スマホ操作等のながら歩きや、走っての移動等の危険行動の禁止、滑りにくい靴等の着用等について、労働者に対して注意喚起等を行いましょう。

 ○ 始業前に体操等を行うことで筋肉をほぐし、筋肉硬化による動作の鈍化、腰痛等の予防を行いましょう。

 ○ 気象情報の活用により、リスク低減措置を実施しましょう

◆引用サイト

 厚生労働省職場の安全サイト「転倒災害」:https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo94_1.html

 厚生労働省「STOP!転倒災害プロジェクト」:https://anzeninfo.mhlw.go.jp/information/tentou1501.html

 (職場における転倒災害防止のチェックリストが掲載しておりますのでご活用下さい)

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