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メンタルヘルスケア 上司の役割とは その2

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2022.08.09

前回、メンタルヘルスケアにおいて上司の基本的な対応等について取り挙げました。

今回は、上司の役割のひとつである、職場環境改善についてお伝えします。

職場環境等の改善とは、職場の物理的レイアウト、労働時間、作業方法、組織、人間関係などの職場環境を改善することで、労働者のストレスを軽減しメンタルヘルス不調を予防しようとする方法です。個人向けのストレス対策だけではなく、職場環境改善のように組織的なストレス対策を組み合わせて行うことにより、従業員のストレス要因や健康状態が改善したり、会社全体の生産性が向上するといわれています。

では、どのように進めればよいのでしょうか。職場環境の改善には専門家の指導、職場上司や労働者による自主的活動など、さまざまな進め方があります。職場環境等の改善においては、産業医や衛生管理者などの産業保健スタッフだけでなく、人事、労務担当者、管理監督者、労働者に参加してもらうことで効果的に対策が実施できます。効果的な職場環境等の改善の手順について整理をします。

メンタルヘルス対策のための職場環境改善の流れ

●ステップ1

職場ごとのストレス要因の現状を知る

 ・管理監督者や産業保健スタッフによる職場巡視、労働者からのヒアリングの実施。

 ・ストレスチェックの集団分析の結果も活用可能。

●ステップ2

職場環境等のための組織づくり

 ・当該職場の上司、産業保健スタッフを含めた職場環境等の改善のためのチームを編成

する。

 ・必要に応じて上司に教育研修を提供する。

 ・事業場の心の健康づくり計画や安全衛生委員会と連携することが重要。

●ステップ3

改善計画の立案

 ・産業保健スタッフ等、管理監督者、従業員が参加して討議を行い、職場環境等の改善計画を検討する。

 ・メンタルヘルス改善意識調査票(MIRROR)や快適職場調査ツール等を活用する。

●ステップ4

対策の実施

 ・決定された改善計画を実施し、進捗状況を確認する。

 ・計画どおりに実行されているか、実施上の問題はおきていないかなど進捗状況を定期的に確認する。

●ステップ5

改善の効果評価と改善活動の継続

 ・現状調査を再度実施し、改善がなされたかどうかを確認する。

 ・十分な改善がみられない点について計画を見直す。

 ・効果評価は急ぎすぎず対策の継続が重要。

管理監督者は、従業員の労働の状況を日常的に把握し、個々の従業員に過度な長時間労働、疲労、ストレス、責任等が生じないようにするなど従業員の能力、適性及び職務内容に合わせた配慮を行うことが重要です。また、事業者はその改善の効果を定期的に評価し、効果が不十分な場合には取組方法を見直す等、対策がより効果的なものになるように継続的な取組に努めないといけません。これらの改善を行う際には、必要に応じて、事業場外資源の助言及び、支援を求めることが望ましいでしょう。

弊社では、ストレスチェックに基づいた職場環境改善の対策等に関するサービスも行っておりますので、ぜひご相談ください。

引用先

厚生労働省「職場における心の健康づくり」

https://www.mhlw.go.jp/content/000560416.pdf

厚生労働省こころの耳 「職場環境改善ツール」

https://kokoro.mhlw.go.jp/manual/

独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)

これからはじめる職場環境改善~スタートのための手引

https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/johoteikyo/tabid/1330/Default.aspx

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